日本相撲協会は九州場所10日目の23日、今場所終盤において力士ら協会員に対して、条件付きで行動制限を緩和させる方針を示した。代表取材に応じた芝田山広報部長(元横綱大乃国)が明かした。

期間は13日目の午後6時以降で、下記を順守することを条件に会食や外食を許可するという。

(1)出かける際には必ず師匠の許可を得ること。

(2)出かける前に検温、体調不良の確認を行うこと。

(3)関係者以外とは距離を取ってテーブルを使用すること。個室が望ましい。

(4)午後10時前には飲食を終了し、帰宿すること。

(5)飲み過ぎには注意し、泥酔しないこと。また、接待を伴う店は禁止。

(6)帰宿後は、手洗い、または入浴、またはシャワー、または消毒を行うこと。

(7)行動記録を必ず付けること。

芝田山広報部長は「相撲協会は厳しく感染対策をやっている。せめて本場所に影響のない状況の中で今回緩和するということ。13日目からであれば、万が一のことがあっても、場所は終了できるということも含めて」と説明。「世間の感染者数は低位置で推移している。今、緩和してあげないとこの先、第6波が来る可能性もある。協会員にも緩和して、気持ちをリフレッシュしてもらいたいということですね」と続けた。