横綱照ノ富士の休場で、出場力士の中で番付最上位の大関貴景勝は、新小結若元春を押し出した。先場所は12勝3敗の優勝同点で、今場所高いレベルの優勝で横綱昇進の可能性もある中、好スタートを飾った。

 先場所、九州場所で初優勝を飾った東前頭3枚目の阿炎が、新小結琴ノ若を突き出して白星発進した。

 関脇に陥落し2桁10勝以上で大関復帰を目指す正代は、御嶽海にあっさり寄り切られて黒星スタートとなった。

 新たに大関を目指す関脇豊昇龍、若隆景はともに持ち味を発揮した快勝で白星スタートを切った。


協会あいさつする、前列左から高安、若隆景、八角理事長、貴景勝、豊昇龍、後列左から若元春、霧馬山、正代、琴ノ若、明生(撮影・鈴木正人)
協会あいさつする、前列左から高安、若隆景、八角理事長、貴景勝、豊昇龍、後列左から若元春、霧馬山、正代、琴ノ若、明生(撮影・鈴木正人)
満員御礼となった両国国技館(撮影・足立雅史)
満員御礼となった両国国技館(撮影・足立雅史)

初日の取組の模様を写真とコメントで振り返ります。


大相撲初場所 全取組結果


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宝富士(1勝0敗)はたき込み千代丸(0勝1敗)
宝富士(後方)ははたき込みで千代丸を破る(撮影・足立雅史)
宝富士(後方)ははたき込みで千代丸を破る(撮影・足立雅史)

☆宝富士 落ち着いて取ることができた。引き技もうまい相手なので、前に出ようと思っていた。初口(幕内最初の一番)は久しぶりだったので緊張もあった。先場所の成績(3勝12敗)だと(十両に)落ちてもおかしくなかった。ラッキーだと思って、落ちても関係ないので、自分の相撲を取りたい。だいぶ勝ち越していないので、今場所は勝ち越したい。(幕内での連続出場が8位となり)記録はうれしいけど、玉鷲関とかすごい記録がある。自分の記録はおまけと思っています(笑い)(幕内に残ったからこその記録継続)それはありますね。切り替えて、ここからまた伸ばしていければ。

★千代丸 苦手意識というか番付表を見ていやだなというのは少しありましたね。イメージはもろ手で突き放して、突ききるかと。合口というか苦手な相手なので、分からないですね。負けたけど動けているので、落ち込むような相撲ではないかと思っている。


剣翔(1勝0敗)寄り切り水戸龍(0勝1敗)
剣翔(左)は寄り切りで水戸龍を破る(撮影・足立雅史)
剣翔(左)は寄り切りで水戸龍を破る(撮影・足立雅史)

☆剣翔 “こうしたい”という相撲が取れた。(立ち合いは)当たりよりも、左上手を意識していたのでよかった。今年初白星を取ることができてよかった。あと14日。全部勝つつもりでやりたい。(再入幕で)十両とはお客さんの声援も違うし、身が引き締まる思い。(今場所の目標は)夢は大きく全勝。最初から「勝ち越し」とか「10番」ではなく、全部勝ちたい。


東龍(1勝0敗)送り出し琴恵光(0勝1敗)
琴恵光(左)を送り出しで破る東龍(撮影・鈴木正人)
琴恵光(左)を送り出しで破る東龍(撮影・鈴木正人)

☆東龍 落ち着いて相撲を取ることができた。(相手は)もろ差しに来るだろうなと思っていた。予想通り。(正月は)いつも通り過ごしていました。稽古も2日からありましたし。今年は6場所全部、幕内で相撲を取りたい。


琴勝峰(1勝0敗)押し出し一山本(0勝1敗)
一山本(左)を押し出しで破る琴勝峰(撮影・鈴木正人)
一山本(左)を押し出しで破る琴勝峰(撮影・鈴木正人)

☆琴勝峰 とりあえず勝ち越すことを目標に、1日1番でやっていきたい。

★一山本 まったく足が出ていなかったですね。しっかり反省して頑張ります。ここからうまくどう立て直すか。しっかり気持ちを切り替えて頑張ります。


(1勝0敗)押し出し隠岐の海(0勝1敗)
輝(左)は隠岐の海を押し出しで破る(撮影・足立雅史)
輝(左)は隠岐の海を押し出しで破る(撮影・足立雅史)

☆輝 足がしっかりと出たなと思います。いいスタートを切ることができたので、この状態を維持したまま、明日(2日目)からも取っていきたい。(年末年始の稽古は)部屋に関取衆も増えて部屋でしっかりと稽古できた。(今後は)1日1番、しっかりやるだけ。


千代翔馬(0勝1敗)寄り切り栃ノ心(1勝0敗)
千代翔馬(左)を寄り切りで破る栃ノ心(撮影・鈴木正人)
千代翔馬(左)を寄り切りで破る栃ノ心(撮影・鈴木正人)

☆栃ノ心 最後に自分の形になってよかった。まだまだ頑張ります。(今年は)けががないように、1場所でも長くとりたいと思っています。気合入れながら落ち着いていけば、まだまだとれると思ってます。

★千代翔馬 もっと先に攻めればよかった。頭をつけるとか、やりたかったけど、できなかった。(相手に)合わせてしまった。左の前みつを取りたかった。勝ち越したい。1月は去年は負け越し、おととしはコロナで全休。今年は勝ち越したいですね。


碧山(1勝0敗)小手投げ平戸海(0勝1敗)
碧山(後方)は小手投げで平戸海を破る(撮影・足立雅史)
碧山(後方)は小手投げで平戸海を破る(撮影・足立雅史)
碧山(後方)は小手投げで平戸海を破る(撮影・足立雅史)
碧山(後方)は小手投げで平戸海を破る(撮影・足立雅史)
碧山(後方)は小手投げで平戸海を破る(撮影・足立雅史)
碧山(後方)は小手投げで平戸海を破る(撮影・足立雅史)

☆碧山 最後はうまく決めることができた。相手を見ながら取ることができた。体が動いているのでよかった。(年末年始は)ずっと家族といた。料理を作ったり。料理はクリスマスの。奥さんと子どもと犬とパーティー。どこも出掛けてないよ(笑い)。今年はこのまま、ケガなく取り続けたい。


隆の勝(1勝0敗)押し倒し遠藤(0勝1敗)
立ち合いで激しくぶつかる隆の勝(右)と遠藤(撮影・足立雅史)
立ち合いで激しくぶつかる隆の勝(右)と遠藤(撮影・足立雅史)
隆の勝(左)は流血しながら遠藤を押し倒しで破る(撮影・足立雅史)
隆の勝(左)は流血しながら遠藤を押し倒しで破る(撮影・足立雅史)
隆の勝は流血しながら遠藤を押し倒しで破り引き揚げる(撮影・足立雅史)
隆の勝は流血しながら遠藤を押し倒しで破り引き揚げる(撮影・足立雅史)

☆隆の勝 初日としては、いい勝ち方ができた。前に出る相撲を取り続けて、大勝ちできるようにしたい。上へ、上へ、番付を上げていかないといけないと思うし、そういうつもりでやってきている。


阿武咲(1勝0敗)押し出し王鵬(0勝1敗)
阿武咲(左)は王鵬を押し出しで破る(撮影・足立雅史)
阿武咲(左)は王鵬を押し出しで破る(撮影・足立雅史)

☆阿武咲 落ち着いて取れたと思う。我慢して、しっかりと中に入ることはできたと思う。明日(2日目)からまた、気合で頑張ります。

★王鵬 下から入られて引いてしまった。もっと考えていかないといけなかった。しっかり毎回、いい相撲とれるようにしていきたい。


宇良(0勝1敗)押し倒し妙義龍(1勝0敗)
宇良(左)を押し倒しで破る妙義龍(撮影・鈴木正人)
宇良(左)を押し倒しで破る妙義龍(撮影・鈴木正人)

★宇良 元気な相撲を取りたかった。全然ダメでした。悪いスタートでした。(体の状態は)ボチボチです。(巻き返しへ)頑張りたい。(今年の目標は)元気に暮らしたいです。ふがいないスタートでしたけど(この日の相撲は)関係なく頑張りたい。


北勝富士(1勝0敗)はたき込み錦木(0勝1敗)
錦木(左)をはたき込みで破る北勝富士(撮影・鈴木正人)
錦木(左)をはたき込みで破る北勝富士(撮影・鈴木正人)

☆北勝富士 終始、攻められた、圧力をかけられたから、最後のはたきが決まったと思う。(今年初白星)安心しましたし、明日も頑張ろうという気持ちになる。(今場所は)しっかりと勝ち越したい。その後のことは考えずに。去年はケガもあったし、コロナにも感染し、悔しいことがあった。今年はいい年にできたらいいなと思います。

★錦木 中途半端に入ったんで、後手後手に回ってしまった。悪いとは思っていないが、最初の一番に負けてしまった。明日勝って、勝ち越しに結びつけたい。(番付的に前頭)ひと桁なので三役目指したい。


錦富士(0勝1敗)勇み足竜電(1勝0敗)
錦富士(右)の勇み足で竜電が勝利する(撮影・足立雅史)
錦富士(右)の勇み足で竜電が勝利する(撮影・足立雅史)

★錦富士 最後は自分でもよく分からなかったけど、詰めが甘かったなと思う。(物言いがつき)出てしまったのかなと思った。(土俵を出た感覚は)なかった。(状態は)悪くない。切り替えてやっていきたい。


佐田の海(0勝1敗)上手投げ翠富士(1勝0敗)
佐田の海(手前)を上手投げで破る翠富士(撮影・鈴木正人)
佐田の海(手前)を上手投げで破る翠富士(撮影・鈴木正人)

☆翠富士 最後まで自分の体勢で攻めきれたらよかったと思う。結果オーライですけど。新年一発目なんで縁起はいいかなと。(先場所8勝7敗勝ち越しも)番付上がらなかったので、もっと勝っていればよかったかなと。(目標は)三役を目指したいです。


阿炎(1勝0敗)突き出し琴ノ若(0勝1敗)
琴ノ若(右)を攻める阿炎(撮影・鈴木正人)
琴ノ若(右)を攻める阿炎(撮影・鈴木正人)
琴ノ若(右)を突き出しで破る阿炎(撮影・鈴木正人)
琴ノ若(右)を突き出しで破る阿炎(撮影・鈴木正人)

☆阿炎 立ち合いに集中していた。意識は変わらず「一番集中」でやっています。「一番集中」は(出場停止から)戻ってきてからは、ずっとその考えで取っています。

★琴ノ若 いつも通り思い切っていこうと思いました。下がらず攻めてはいたんですけど、対応が遅れたというか、もう少し思い切っていければよかった。しっかりいけるよう、切り替えていきたい。1日1日自分の力を出し切るだけ。


霧馬山(0勝1敗)突き落とし玉鷲(1勝0敗)
霧馬山(左)と玉鷲の一番は同体取り直しになる(撮影・鈴木正人)
霧馬山(左)と玉鷲の一番は同体取り直しになる(撮影・鈴木正人)
霧馬山と玉鷲の一番で物言いが付き協議する審判団(撮影・鈴木正人)
霧馬山と玉鷲の一番で物言いが付き協議する審判団(撮影・鈴木正人)
霧馬山(右)を突き落としで破る玉鷲(撮影・鈴木正人)
霧馬山(右)を突き落としで破る玉鷲(撮影・鈴木正人)

★霧馬山 (同体取り直しとなる前の一番は)最後は体が伸びちゃって、足が出たかなと思います。(取り直し後の一番は)2本入ったので、もう少し落ち着いて攻めていればよかった。15日間、1日1番で頑張っていきたい。

☆玉鷲 (同体取り直しの相撲を制し)新年ですね。よかったと思います。2度目、簡単にいかないと思ってしっかりいけたのがよかった。(若手の台頭で)さらに楽しくなってますね。(優勝掲額は)うれしいですね。いつまでも新鮮な気持ちでいられる。


御嶽海(1勝0敗)寄り切り正代(0勝1敗)
正代(右)を攻める御嶽海(撮影・鈴木正人)
正代(右)を攻める御嶽海(撮影・鈴木正人)

★正代 攻められる相撲があるんで。何とか押し返せたけど、最後まで押し切れなかったのが課題かなと。ちょっと硬くなりましたね。あまり意識はせず、早く初日が出ればと思います。(2桁で大関復帰は)星が伸びてくれば意識してくると思うが、今はまだ。まずは勝ち越し目指して、けがせず1月場所なのでいいスタートを切りたい。


高安(0勝1敗)押し出し大栄翔(1勝0敗)
高安(左)を押し出しで破る大栄翔(撮影・鈴木正人)
高安(左)を押し出しで破る大栄翔(撮影・鈴木正人)

☆大栄翔 立ち合いよかったので、その後の攻めもよかった。新年一発目なのでしっかり当たることだけを考えたのがよかった。初日にしてはいい相撲。このまま積み上げていきたい。常に上を目指していきたい。(今場所は)大勝ちしたいです。


翔猿(0勝1敗)寄り切り豊昇龍(1勝0敗)
翔猿(右)を寄り切りで破る豊昇龍(撮影・鈴木正人)
翔猿(右)を寄り切りで破る豊昇龍(撮影・鈴木正人)

☆豊昇龍 いいと思います。(目標)自分の中にありますけど、口に出さないようにしています。

★翔猿 全然攻められなかった。切り替えて頑張ります。(今年の目標は)上を目指して頑張ります。


若隆景(1勝0敗)寄り切り明生(0勝1敗)
若隆景(左)は明生を寄り切りで破る(撮影・足立雅史)
若隆景(左)は明生を寄り切りで破る(撮影・足立雅史)

☆若隆景 先に攻められたのでよかった。(兄で新三役の小結若元春と、兄弟で結びの一番、その前に登場したが)特にそういうことは意識していなかった。1日一番、集中してやっていきたい。

★明生 残念です。悔しいです。いつも通り集中して土俵に上がりました。自分の相撲を信じてとりきりたいと思った。


若元春(0勝1敗)押し出し貴景勝(1勝0敗)
若元春(左)を押し出しで破る貴景勝(撮影・足立雅史)
若元春(左)を押し出しで破る貴景勝(撮影・足立雅史)

☆貴景勝 ま、集中してやろうと思いました。(番付最上位)それは環境なんで。自分は目の前の一番だけやろうと思っています。(連日結び)見に来てよかったと思えるようにしたい。

★若元春 結びは初めてではないので緊張は特になかった。ただ新年1発目の場所の初日は大事。立ち合いはよかったけど、その後がバタバタしてしまった。(相撲内容は)悪くはなかった。(新三役の実感は)ちょっとずつ実感はしてきている。(直前の取組で弟の若隆景が白星発進)特に意識はなかったです。(今年は)自分の相撲を取ることができるように頑張りたい。