関脇若元春(30=荒汐)が新入幕の欧勝馬を優勝争いから引きずり降ろした。3敗で優勝争いのトップに並んでいた欧勝馬に、いったんは右下手を取られたが焦らない。「若いし、動ける相手だが、落ち着いていけた」と慌てずに回しを切って押し出した。
新入幕の欧勝馬とは稽古場でも相撲を取ったことがなかった。「自分の星数も相手の星数も気にしてないが、一番気にしていたのは初顔ということ。肌を合わしていない、初顔はやりづらい」。そんな状況だったが、しっかりと三役力士の意地を見せた。
右足の親指を痛めて7日目から休場も11日目から再出場。11日目には負け越したが、前日12日目は大関琴桜をあと一歩まで追い詰めた。得意の左四つ右上手で攻め込んだが、逆転のすくい投げを食らった。敗れはしたが、攻めの相撲で手応えをつかんでいた。「日々反省しながら、明日は良い相撲を取ろうと。1日1日、しっかり勉強させてもらっている」と謙虚に言った。
再出場後では初白星。「場所が終わるころにやっとという感じ」。負け越しは決まっているが、来場所以降につなげるためにも、残り2日も白星を重ねていく。

