綱とりの大関豊昇龍(25=立浪)の連勝が止まり、初黒星を喫した。
4日目まで勝ち星なしとはいえ、過去3勝4敗と合口はよくない熱海富士との一番。右四つに組み、豊昇龍は下手投げを打ちながら攻め込む。しかし、体格で勝る熱海富士が強引に差し手を抱え込み、最後は力技の小手投げに屈した。
「荒れる初場所」。4日目を終えた時点で三役以上の勝ちっぱなしは1人だけだった。横綱照ノ富士がこの日から休場し、綱とりのライバル琴桜も苦しむ状況。そんな上位陣を襲う「負の流れ」に巻き込まれた。
前日4日目の隆の勝との一番は、初めて「受ける」相撲になった。攻め込まれて土俵際まで詰められたが、強靱(きょうじん)な足腰で残し、突き落としを決めた。
「しっかり集中できていた。良かったと思う。何より勝てて良かった」と言い、「相手を見ながら見ながら、だね」。立ち合いからの流れも突き放したり、右上手を狙いにいったり、自在の相撲がとれていたが、そのいい流れが止まった。
前日の取組後に「1日一番、相撲を取っていく」と話していた。残り10日の戦いの先に大関昇進後の初優勝、そして横綱昇進を見据える。おじの元横綱朝青龍に並ぶ大きな夢へ。しっかり切り替えて、ただひたすらまい進する。

