大相撲の夏巡業は31日、埼玉県春日部市の「アイル・アリーナ ウイングハット春日部」で行われ、全日程を終えた。
特等床山の床辰(64=立浪)は、12月9日に65歳の定年を迎えるため、今回の夏巡業が最後の巡業になった。これを記念し、横綱豊昇龍、大の里らとの記念撮影を行った。床辰が大銀杏(おおいちょう)を担当する豊昇龍からは、サプライズで花束を贈られた。
床辰は思わぬ贈り物に「聞いてなかった」と驚きつつ、無事に最後の巡業を完走した。現在は、同じ立浪部屋に所属する豊昇龍の大銀杏を結っている。「あけっぴろげで、頭(を結うこと)も気を使わない」と互いに信頼しあっている様子。豊昇龍については「足腰が強く、運動神経も反射神経も抜群。ソフトボールを一緒にやったことがありますが、うまいし、足が速い」と能力の高さを絶賛した。
今年はロンドン公演があるため、国内の秋巡業はない。1979年3月に床山に採用された床辰は、今年が46年目。定年まで残り2場所となったが「いつも通り、変わりなく最後までいければいいんじゃないかと思います」と話していた。【佐々木一郎】

