日本ポニーベースボール協会はコロナ禍が落ち着きを見せたここ2年で、参加リーグ(チーム)数を増やしている。加入の理由は試合で選手を育て、リエントリー制の導入や、ケガの予防など選手ファーストの取り組みが評価されている。関東連盟の新加入の中から、独自性豊かなチームを紹介する。

【今年4月誕生】

群馬の「球都桐生」に今年4月誕生した桐生南ポニーは7月のブロンコ大会で3位に食い込んだ。いきなりの快進撃以上に、観戦に訪れた佐賀ビクトリー対関メディ学院による全日本選手権決勝が刺激になった。延長11回引き分け同時優勝の激闘だった。謝敷正吾監督(35)は「選手たちが目指す野球はこの姿だとわかることができたと思います」。

真剣勝負を大前提に「主体性を重視し、日本一野球を愉(たの)しむ」を掲げる。笑顔があふれるグラウンドでは野球愛と技術向上、集中力を育む。例えば、プラスチック製のバットを使って遊び感覚でフルスイングを学ぶ。試合にやり直しはないから、練習中は守備も打撃も「ラスト!」の1本を失敗すればそれで終わる。投手はサイン通り投げ切る。打者は1球で仕留める。守備は球際に強く。今夏、目の当たりにした、日本一を目指すための課題も明確に持っている。