佐倉が5年ぶり6度目の4強入りした。準決勝で優勝した守山(関西連盟=滋賀)に敗れたが、東関東支部優勝チームながら、秋季関東大会で初戦(2回戦)敗退の悔しさをはね返した。8強入りした常総、静岡裾野は準々決勝で姿を消した。関東連盟代表の連続優勝は8大会でストップ、決勝進出を逃したのは25年ぶりとなった。【取材・久我悟】
■180㌢超右腕に…
5年ぶりの準決勝は守山の180センチ超の右腕・西垣翔大(3年)が立ちはだかった。しなやかで力強いオーバーハンドからの直球に、各打者の視線が上向きになった。同じ角度からスライダー、フォークが低めに決まった。再三ワンバウンドするのに振ってしまう。大ベテランの松井進監督が「あれは打てないです」とたたえるほど。6点を追う最終回、2本のヒットで1死一、二塁とすると、相手は翌日の決勝に備え球数を考慮したのだろう、2番手に交代した。結局、4安打に抑え込まれ、暴投による1得点のみだった。
守っても1回に3失点しながら、2番手の富永孝太郎主将(3年)ら4投手で救援。5回まで2点差だったが、5度も先頭打者の出塁を許しては、流れをつかむことができなかった。
■「秋の悔しさが」
大会屈指の右腕との対戦に、富永主将は「いい経験になりました。もう1度引き締めて、夏は日本一を目指します」と前を向いた。秋季東関東支部大会は優勝したが、同関東大会は初戦(2回戦)で静岡裾野に敗れた。富永主将は「あの悔しさがあって、冬はきつい練習に耐えました」と振り返る。
今大会は初戦に大勝したかと思えば、背番号10の右腕・岡田圭(3年)の快投で接戦を制するなど、どんな状況でも声を出し、活気にあふれた。富永主将は「カバーするのが野球。いろんな経験をして、全員でカバーする、粘り強いチームになってきました」と手応えを明かした。
■夏に満開の予感
松井監督も「選手はよく頑張ったと思います」と5連戦を終えた選手たちをねぎらった。悔しさをバネにできるからこそ、春の完敗が夏の満開を予感させた。
▼準決勝
守山300 001 3=7
佐倉001 000 0=1
【守】西垣、渡部―小嶋【佐】椎名、富永、片岡、藤井―清水 [二] 渡部、藤原、秋山(守)
■岡田が優秀選手
○…準決勝の登板はなかったが岡田が優秀選手賞に選出された。佐倉からはほかに、遠藤輝介(3年)が一塁手で、蓜島大睦(3年)が遊撃手でベストナイン賞に選ばれた。
○関東連盟以外の結果
▼準々決勝
守山7―2大阪福島(関西)
▼準決勝
札幌北3―1青森山田
▼決勝
守山7―6札幌北

