ドラマ「北の国から」などで知られる脚本家の倉本聰(くらもと・そう、本名山谷馨=やまや・かおる)さんが18日、多臓器不全のため死去した。91歳。倉本財団が28日、公式サイトで発表した。小中高の教科書を発行している光村図書は同日、公式Xを更新し、倉本さんへの追悼コメントをつづった。

Xでは「『北の国から』は、1993年から9年間、中学校2年の国語教科書に掲載されました。TV番組のシナリオを教材として掲載するのは、当時としても画期的なことでした」と明かし、「倉本聰先生のご冥福を心よりお祈り申し上げます」と追悼した。

代表作の「北の国から」は、フジテレビ系の連続ドラマとして81年10月に始まった。82年3月まで毎週金曜午後10時から全24話を放送。その後も「'83冬」「'84夏」「'87初恋」「'89帰郷」「'92巣立ち」「'95秘密」「'98時代」「2002遺言」と、数年に1回のペースで全8編のスペシャルドラマが放送された。

物語は、東京での生活に疲弊し故郷の北海道・富良野市に戻った主人公の黒板五郎(田中邦衛さん)が、長男純(吉岡秀隆)、長女蛍(中嶋朋子)の2人の子どもと、厳しい自然の中、たくましく生きていく姿を描いた。子役だった吉岡、中嶋の成長を、20年以上にわたって追いかける、ドキュメンタリー番組のような要素も加わり、絶大な人気を誇った国民的なドラマとなった。

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