★元大相撲力士・舞の海秀平は日本会議の関連団体である「美しい日本の憲法をつくる国民の会」の代表発起人を務めている。少し前の話だが15年5月3日に「美しい日本の憲法をつくる国民の会」が開催したフォーラム「憲法改正、待ったなし!」で「横綱になれない日本人力士と憲法の因果とは」というタイトルで講演している。憲法記念日を前に読み返してみた。当時の産経新聞が詳しく伝えているので引用する。
★「日本の力士はとても正直に相撲をとる。『自分は真っ向勝負で戦うから相手も真っ向勝負で来てくれるだろう』と信じ込んでぶつかっていく。ところが相手は色々な戦略をしたたかに考えている。立ち会いからいきなり顔を張ってきたり、肘で相手の顎をめがけてノックダウンを奪いに来たり…。あまりにも今の日本の力士は相手を人がいいのか信じすぎている。これは何かに似ていると思って考えてみたら憲法の前文、『諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した』に行きついた。逆に『諸国民の信義』を疑わなければ勝てないのではないか。私たちは反省をさせられすぎて、いつの間にか思考が停止して、間違った歴史を世界に広められていって、気がつくとわが日本は国際社会という土俵の中でじりじり押されてもはや土俵際。俵に足がかかって、ギリギリの状態なのではないか。今こそしっかり踏ん張って、体勢を整え、足腰を鍛えて、色々な技を兼ね備えて、せめて土俵の中央までは押し返していかなければいけない」(15年5月3日付)とある。
★相撲が弱くなったことと憲法改正をなぞらえたものだが、なるほどと感じる人もいるだろうが因果関係がよくわからなかった。するとこの記事を読んだ人の感想がネットに載っていた。「では日本の野球が強くなったのはどう説明するのだろう」。(K)※敬称略
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