カルビーは12日、スナック菓子「ポテトチップス」や「かっぱえびせん」、シリアル「フルグラ」などのうち主力14商品の包装を、5月下旬から順次、白と黒の2色にすると発表した。
中東情勢悪化によるナフサ不足で、包装用の印刷インキの原料供給が不安定になっているため。生活に身近な食品業界で既に幅広く影響が出ており、供給は足りていると主張する高市政権の認識とずれが生じてきた。
食品産業を所管する農林水産省は12日、カルビーの担当者から状況を聞き取った。石油由来のナフサは、プラスチックや印刷インキの原料。包装の簡素化を消費者が受け入れれば、業界内に同様の対応が広まる可能性もある。
12日の農水省の聞き取りは、カルビーから面会の申し出があった。農水省は石油を原料とする食品包装や農業に使う資材の流通状況を調査しており、供給不安の解消に取り組む考えだ。
伊藤ハム米久ホールディングスも12日、包装の簡素化は「選択肢の一つとして検討している」と明らかにした。食品メーカーでは包装材の価格上昇に伴う商品の値上げも相次いでいる。

