★政治家を目指す者はその経歴を正直に申告しないと、その後うそが発覚すると大変なことになる。有権者を経歴から欺いたことになる。1992年に当選した新間正次(元参議院議員、民社党)は「明治大学政経学部入学(中退)」と記載したが、入学していなかった。失職。2003年に当選した古賀潤一郎(元衆院議員、民主党)は米国のペパーダイン大学卒業と記載したが卒業できておらず議員辞職。小池百合子(衆参議員・都知事)。カイロ大学主席卒を売り物にしていたものの確認できず。同大が卒業を認めたが疑惑は続く。25年5月に静岡県伊東市長に当選した田久保真紀は東洋大学卒と経歴に記載したが実際は除籍。卒業証書チラ見せなどもあり伊東市議会は田久保の不信任決議を可決。市長は議会を解散、選挙後再度不信任可決し失職。

★そして今、首相・高市早苗の「米連邦議会立法調査官(コングレッショナル・フェロー)」の肩書について詐称疑惑が取りざたされている。6日の参院決算委員会で答弁に立った首相は「渡米当時は前任者の就任期間と重なってしまっていたことから、当初2カ月間は『インターン』の立場で、3カ月目から正式に就任した。「議員活動に必要なさまざまな調査、分析を依頼されるようになり、専門のデスク、名刺も与えていただいた。事務所内外でコングレッショナル・フェローの肩書で活動していた。先方の事務所の責任者からきっちりとコングレッショナル・フェローとして仕事をしていたということを証明する書簡も発行してもらった」とした。

★また米連邦議会立法調査官と和訳をした有識者2人を「元NHK解説委員長・緒方彰(故人)が、当時ワシントンDCまで出向かれて私の仕事の内容をつぶさに見てくださった。それと防衛研究所にもいらした桃井真(故人)」とした。桃井は元陸軍中野学校出身。防衛研究所研究部長などを歴任。娘は女優の桃井かおり。証明の材料が増えたかに見えるものの、確認するすべはなく「これではチラ見せ卒業証書と変わらない。平行線のままだ」(野党議員)となるが、時間稼ぎにはなったか。(K)※敬称略