★24日、立憲民主党は参院会派の議員会長の選挙を告示したが現会長・水岡俊一だけが立候補したため、参院議員会長と党代表の兼務が続く。この結果が引き金のように中道改革連合や公明党との合流議論が加速。立憲内の空気は全国11ブロックで実施した都道府県連との意見交換会では、地方組織から反対や慎重論が相次ぎ、その理由の多くは政策の隔たりが大きいとのこと。その意味でも先の衆院選直前の立憲代表・野田佳彦と幹事長・安住淳(いずれも当時・安住は落選)の強引な公明との合流、中道結党が野党の固まりを壊したといえる。
★2月の惨敗後、中道や立憲は何をやって来たかと言えば、中道は落選議員のヒアリング、立憲は労組や地方組織のヒアリング。公明議員をよく知ろうという時間は政策審議以外には少なかったのではないか。公明も中道や立憲議員をよく知ろうという努力に欠けた。身内とばかり話して他流試合を怠った。中道入りした旧公明議員たちも自公政権で作り上げた政策や法律などの政策を転換できずにいた。永年の自公連立政権を否定できず、思い出は守りながら新党に合流するとは、ゼロからの野党になる覚悟がない。そもそも党を割って中道に入るということは過去の政策をリセットすることだ。そこで過去の自公政権の政策を守っていきたいと言うのなら自民党と一緒にやるべきだし、野党入りは不可能だ。まったく新しい政策を打ち出せない新党を野党とやりたいという了見がわからない。
★途中から公明が自民党との連立に恋々としているのがみえ隠れすれば中道は引きずられるだろうが、立憲は態度を硬化させるのは当然だ。つまり合流してもギスギス感は変わらず、統一会派も難しいかもしれない。ただ、まとまるにしてもスター性や国民的リーダーシップを感じさせる議員がおらず、賛同する民間人の非議員代表とのダブル代表制が必要になるのではないか。この人が応援するなら興味を持つというような人材の発掘も必要だろう。前途多難だ。(K)※敬称略


