藤井聡太王位(竜王、名人、棋聖、棋王、王将=24)に伊藤匠2冠(叡王、王座=23)が挑戦している、将棋の伊藤園お~いお茶杯第67期王位戦7番勝負第4局2日目は19日午前11時、長崎市の「ガーデンテラス長崎ホテル&リゾート」で再開された。同日未明の火災報知機トラブルにより、当初午前9時だった再開時刻が2時間遅れる異例の事態。大一番はまさかのアクシデントを経て、勝負の2日目に入った。
8大タイトルを分け合う同学年同士の頂上決戦。藤井が3勝1敗として7連覇に王手をかけるか。自身初の3冠を目指す伊藤が2勝2敗のタイに戻すか。注目の一局が波乱含みの再開となった。
両対局者は記録係が読み上げる前日の手順を盤上に再現。午前11時、立会人の深浦康市九段(54)が藤井の74手目の封じ手を開封し、「封じ手は8七歩です」と読み上げた。後手の藤井が放ったのは意表を突く金取りの一手。静まり返った対局室に勝負再開を告げる緊張感が漂った。
両者の対戦成績は藤井の17勝7敗、1持将棋。2人がタイトル戦でぶつかるのは5回目となる。これまで藤井は23年竜王戦、24年棋王戦で防衛し、伊藤は24年叡王戦、25年王座戦でタイトルを奪取している。
対局は持ち時間各8時間の2日制。夜までに決着する見込み。

