新潟県糸魚川市の大火は、発生から約30時間後の23日午後4時半に鎮火した。市は延焼が約150棟、約4万平方メートルに及んだとみられると明らかにした。火災では、1650年(慶安3)から続く、新潟県最古の造り酒屋「加賀の井酒造」も全焼したとみられる。18代目蔵元の小林大祐さん(34)は「下を向いても未来は来ない。この場所で、また酒を造りたい」と誓った。
東京・表参道の「新潟館ネスパス」1階の物産コーナー「新潟食楽園」では、加賀の井酒造の商品を買う人が相次いだ。夕方までに80本以上が売れ、「糸魚川生まれなので」と涙ぐみながら商品を手にする女性がいたという。「火災前の在庫は300本ほどありましたが、24日から試飲会を予定していますので、年内にはなくなるかも」と担当者。楽天市場の最新の日本酒デーリーランキングでは、加賀の井の一升瓶が1位と3位に入った。

