西武鉄道(本社・埼玉県所沢市、小川周一郎社長)は17日、狭山線と山口線の「西武球場前駅」をリニューアルすると発表した。所沢エリアの沿線価値向上を推進する取り組みの一環で、2029年度までの4年間をかける。
このエリアは、交通の利便性に加え、豊かな自然環境、数多くの歴史文化施設、西武園ゆうえんちやベルーナドーム、狭山スキー場といったレジャー施設にも恵まれている。西武グループでは、所沢エリアを「ベッドタウン」から、「暮らす・働く・学ぶ・遊ぶ」の4要素がそろった「リビングタウン」へ進化させようとしている。
そのなか、西武球場前駅周辺は「玄関口」であるとともに、周辺施設の回遊性を高める施策などの拠点としての役割を果たしてきた。今回のリニューアルでは、スポーツ施設やレジャー施設が集積する西武園エリアのさらなる魅力向上を企図し、今後の発展を見据えた駅空間に向けた整備をする。具体的には駅舎の建て替え、コンコースの美装化などだ。
工事期間中の2028年には、1978年にプロ野球の西武ライオンズが誕生して所沢に本拠地を構えてから50年となる。リニューアルにあたり、狭山丘陵の風や野球の応援で盛り上がる熱気や歓声、人々の感情の揺らぎを表現するとともに、安心感のある空間を創出するため、デザインコンセプトを「Swing」とした。この場所ならではの起伏や遊び心を取り入れ、駅を降りた瞬間から心と身体が動き出すような駅空間を目指す。駅前広場からコンコースにかけては、風の流れや揺らぎをイメージした大屋根を設け、自然と人の流れが調和する開放的な空間を形成する。

