オバマ米大統領の名と同じ発音という縁だけで、勝手連として応援してきた福井県小浜市。市民有志の「オバマを勝手に応援する会」(藤原清次代表)が14日、退任するオバマ氏をねぎらうイベントを開き、悲願の「オバマ氏の小浜市来訪」へ向けて、招致活動を継続することを確認した。

 藤原代表は「オバマ氏は『名前をシェアした』と言ってくれ、米国も単なる地方都市と友好関係を続けてくれた。小浜来訪という究極の目的達成へ、ほそぼそと応援を続けたい」。松崎晃治市長も「ドラマはこれで終わりではない。私たちはできる」と意気込んだ。

 市とオバマ氏の縁は長い。オバマ氏が税関職員に「小浜市から来た」と冗談を言ったという情報を機に07年1月、当時の市長が名産の若狭塗り箸を贈った。同会の活動は、オバマ氏がまだ民主党の大統領候補だった08年2月にスタート。まんじゅうなどのグッズも発売。市をあげて応援した。

 オバマ氏も09年11月、都内の講演で「小浜市民に感謝したい」と言及。サイン入りの書簡も寄せた。CNNは小浜市の応援風景を世界に生中継し、町おこしにもつながった。

 この日は、オバマ氏の出身地ハワイにちなみ「おばまガールズ」がフラダンスを披露。参加者が「オバマさん、小浜に来てね」と呼び掛けるビデオレターも製作した。藤原代表は「オバマ氏には小浜でおいしいものを食べ、ゆっくりしてほしい」。暴言王のトランプ次期大統領には、「オバマさんの平和に対する理念だけはぜひ、引き継いでほしい」と訴えた。【中山知子】

 オバマ氏のまねで知られるデンジャラスのノッチ(51)のコメント オバマさんの大統領職は「Yes we did(やり遂げた)」ですが、終わりではなく始まりです。これからが本当の「Yes we can」。大統領というしばりから解放され、さまざまな活動が出来る。来日もあると思うし、僕としては再び会えるチャンスも増えたと思う。小浜市を訪れる可能性だってあるでしょう。芸人としては、「大統領だから」とネタをする際に遠慮がありましたが、今後は幅を広げたい。オバマさんをリスペクトして、物まねは続けていきたいと思います。