厳しいビジネスの世界で生き抜くためには、企画力が勝負だ。企画したことをうまく説明し相手に納得させなければ、ビジネスに成功はあり得ない。しかしまず初めは、ヒラメキである。

 脳細胞は1日10万個ずつ死滅し、2度と再生しないと言われていた。しかし最近の研究では、脳の記憶の中枢である海馬で、神経幹細胞が再生することが確認できた。

・オメガ3が大切

 脳のほとんどは、油とタンパク質でできている。良い油を取ることが大事だ。良い油の代表はオメガ3だ。魚、エゴマ油、アマニ油などがヒラメキ脳をつくる。

 脳細胞がいつまでも若々しくいるためには、脳の細胞が慢性炎症を起こさないことが大切。アルツハイマー病も脳細胞の慢性炎症ではないかと言われ出した。

 糖質は、脳細胞の炎症を起こしやすくさせる。アルコールや甘いものは、ほどほどにする必要がある。

 炎症を防ぐためには、抗酸化作用のあるものが大事だ。色素である。ヒラメキ脳をつくるためには、野菜をたくさん取り、サケなど赤い色素のアスタキサンチンも、抗炎症作用があると言われている。

・みんなと違う視点を持とう

 人生を面白く生きるためには、クリエーティブであることが大切。クリエーティビティーは、習慣から離れることから始まる。ヒラメキは視点が大事。みんなと違う視点から見る習慣をしていると、ヒラメキ脳が生まれてくる。「変わり者」になることを恐れるな。

 この連載の初めに、「遊行を生きる」と、しがらみから自由になって、人生も面白くなって、ビジネスも成功すると書いた。ここからヒラメキが生まれるのだ。

 ◆鎌田實(かまた・みのる)1948年(昭23)6月28日生まれ、東京都出身。東京医科歯科大医学部卒。長野・諏訪中央病院院長で「健康づくり運動」を実践。脳卒中死亡率の高かった長野県の長寿日本一に貢献。04年からイラク支援を始め、小児病院へ薬を届けたり北部の難民キャンプ診察も続けてきた。文化放送「日曜日はがんばらない」(毎週日曜午前10時)出演。