【ロンドン2日=鈴木雅子通信員】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の妻、李雪主(リ・ソルジュ)氏のファッションが、英ウィリアム王子夫人のキャサリン妃(36)をお手本にしているのではないかという分析が、英国で話題になっている。
大衆紙サン(電子版)などが報じた。同紙などによると、雪主氏が先月、夫の首脳会談に同行して中国・北京を訪れた際に着たクリーム色のツーピースが、キャサリン妃が14年8月、ベルギー訪問時に着た同色のコートドレスとそっくりだとして、2つの写真が比較された。ほかにも同系色のドレスを着た2人の写真が、比較されている。
キャサリン妃は世界的なファッションリーダー。公務では、エレガントでコンサバティブ(保守的)な王道の「王室ファッション」が多いが、雪主氏も同じ路線だ。1日、平壌で韓国芸術団の公演を鑑賞した際も、紫のシンプルなスーツで登場した。髪形も最近は、キャサリン妃を思わせる清楚(せいそ)なロングヘア。毛先にウエーブをかけることがある点も似ている。
20代後半で3児の母とみられる雪主氏だが、スリムな体形を維持。シャネルやディオールなど、一流ブランドを身につけているところも確認され、地味な人民服に奇抜な髪形がトレードマークの夫とは対照的な、洗練された雰囲気が漂う。
雪主氏は、北朝鮮のファーストレディーとして初めて夫の外遊に同行したことが話題になったばかり。北朝鮮の金ファミリーの服装が話題になるのも、極めて異例だ。国際社会の厳しい経済制裁を逃れる目的なのか、突如、強硬路線からソフトイメージ路線へと大転換した正恩体制を象徴する出来事かもしれない。

