今年は明治維新150年。栃木県北部にある日本最大級の扇状地「那須野が原」は、明治新政府の高官たちが、人も住めないような荒れ野を開拓して農場を造った。その開拓物語「明治貴族が描いた未来~那須野が原開拓浪漫潭(ろまんたん)~」は今年5月、文化庁の「日本遺産」に認定された。

◆日本遺産 地域で有形、無形の文化財をテーマでまとめ、1つの物語として発信するもので、現在67件が文化庁に認定されている。2020年までに100件を目指す。那須の場合、那須塩原市、大田原市、矢板市、那須町が共同申請。開拓の歴史が評価され、認定された。