東京都の小池百合子知事が都庁で緊急会見を開き、国が緊急事態宣言を発令した場合の、新型コロナウイルスのまん延防止に向けた、東京都の対応を説明した。

都内での感染症拡大に関して「毎日、他県から300万人が来る。特にこのところ、クラスター班から『接待を伴う夜の街からの接点で広がっている。広がりの検証、後追いに至っても感染がどのように広がったか、なかなか分からない』と指摘をいただき、そういった特に大きいと言われている広がりをどう押さえるのか」が重要と話した。

外に行きたいと話す子どもに対しては「外出を自粛していただきたい。理解してくださる方もいれば、そうでない方もいる。私はウイルスに関係ないと言われている人は、人ごとではないと感じていただければ」と警鐘を鳴らした。

緊急事態宣言が出されることで「病床数や人の配置、ベッドのやりくり、各地域でやっていたことが調整できる。システムをより改善できることで、現場の負担を減らせる」と自信を見せた。