自民党の石破茂元幹事長(63)は26日、臨時国会で行われた菅義偉首相(71)の所信表明について「抽象論ではなく、具体論を語る感じが非常にした」と評価した。

「総裁選の時や総理に就任されてからも言っておられたことを、丁寧に説明されたと思います。それが菅総理のカラーだと思う」と話した。

また、菅首相は個別の政策の積み上げを重視し、目指すべき社会像が見えにくいとの指摘もある。石破氏は「それぞれのパーツの積み重ねが国家像になっていくとお考えなのでは」と推測した。

22日に自身が率いる石破派(水月会)の会長辞任を発表したばかり。後任について「鴨下(一郎)事務総長が『ボールは我々の側にある』と表明したのですから、あれこれ私が言うことではない」とだけ話した。