作家の室井佑月氏は19日、立憲民主党新潟県連合から公認を受け、新潟5区から無所属で立候補した前新潟県知事で夫の米山隆一氏の街頭演説を米山氏とともに周り「私は野党共闘の米山隆一を応援しています」と支援者に呼びかけた。

室井氏と米山氏は20年5月に結婚。長岡市で行った出陣式では、室井氏が米山氏の襟を直したり、たすきを掛けたりするなど仲むつまじい姿を見せた。

米山氏の地元魚沼市では「こちらに嫁いできました室井佑月です」とあいさつ。支援者から呼びかけられると両手でグーサインを出して笑顔を見せた。演説の司会者からマイクを渡されると「今のでたらめな自民政治をやめさせたいです。どうか米山隆一をよろしくお願い致します」と力強く語った。

米山氏は演説の冒頭、女性問題で18年に県知事を辞任したことについて「ご期待を頂いたにもかかわらず、ご迷惑をお掛けしてしまいましたこと心よりおわび申し上げます」と謝罪。その上で地方の新型コロナ対策や医療制度の改善を目指す政策を訴えた。

新潟5区では、無所属の森民夫前長岡市長、自民党の泉田裕彦元県知事が立候補しており、首長経験者らの争いとなる。