センバツ高校野球決勝で繰り上げ出場ながら滋賀県勢初の決勝に進んだ近江を、地元の滋賀県彦根市のキャラクター「ひこにゃん」も見守ったが、惜しくも大阪桐蔭に敗れ、準優勝に終わった。また、彦根市役所は31日、近江の奮闘をねぎらい、試合後即座に、庁舎にかかる懸垂幕に「準優勝」の文字を入れ込み、差し替え対応に入った。

同市役所では、「Fight! 甲子園出場! 近江高校」と書き込んだ懸垂幕に「準優勝」を加え、再掲出。実はこの懸垂幕、当初は「祝! 甲子園-」だったが、新型コロナウイルスの感染者が出て辞退した京都国際への配慮から「祝、では失礼」として「Fight!」に差し替えていたという。

本来なら、市役所ロビーへ近江ナインが集まり、報告会を行うが、コロナ禍でその実施は流動的。それでも「がんばってくれました」と、職員たちもナインの健闘に感謝した。

また、ひこにゃんも、公式ツイッターに、試合前から「本日は、春の選抜高校野球 注目の決勝戦 近江高校VS大阪桐蔭高校です。ひこにゃんも野球やってみたくなったみたい。ひこにゃん選手! おじょうずですよ」などと、興奮を書き込んでいた。