ドジャースが大谷翔平投手の通訳を務める水原一平氏(39)を解雇したと20日(日本時間21日)の複数の米メディアが報じた。

米ESPNによると、大谷の銀行口座から少なくとも450万ドル(約6億7500万円)が送金された疑いがあるという。水原氏は同メディアに「野球に賭けたことは一度もない。それは100%間違いない。ルールは知っている」と話し、国際サッカー、NBA、NFL、カレッジフットボールに賭けていたと明かした。ギャンブル依存に陥っており「沼にはまってしまった。負けをカバーするためにさらに大きな金額を賭けた。そして負け続けた」と話したという。

消費者庁は国民のギャンブル等依存症に関する関心と理解を深めるために啓発資料を作成している。消費者庁によると、ギャンブル等依存症とは、ギャンブル等にのめり込み、コントロールができなくなる精神疾患の1つで、日常生活や社会生活に支障が生じることがある。ギャンブル等を原因とする多重債務や貧困といった経済的問題のほか、うつ病を発症するなどの健康問題を引き起こすことがある。また、場合によっては家庭内の不和、虐待、自殺など社会的な問題を生じることもあるという。

ギャンブル等依存症は、適切な治療と支援により回復が十分可能。しかし、本人自身が「自分は病気ではない」などとして現状を正しく認知できない場合もあり、放置しておくと症状が悪化するばかりか、借金の問題なども深刻になっていくことが懸念されるという。

消費者庁は、ギャンブル等依存症本人にとって大切なこととして「小さな目標を設定しながら、ギャンブル等をしない生活を続けるよう工夫する」「専門の医療機関を受診するなど、関係機関に相談する」ことなどを挙げている。また、家族に対しては「借金の問題に向き合うことについて促していく」「ギャンブル等依存症が病気であることを理解し、本人の健康的な思考を助ける」「借金の肩代わりは、本人の回復の機会を奪ってしまうので、家族が借金の問題に直接関わることのないようにする」などと呼びかけている。