郵船クルーズ(本社・横浜市)は20日、横浜市内のホテルで記者会見を行い、34年ぶりの新造船となる客船「飛鳥3」(総トン数5万2200トン、客室数385、乗客数744人、乗組員約470人)の初航海を含む、オープニングクルーズ17本を発表した。就航は今年7月20日。出発港となる横浜でセレモニーを行う。同月26日まで横浜発着で北海道・函館、小樽を巡る初航海クルーズを催行する。
同社では2006年(平18)に就航している「飛鳥2」(総トン数5万444トン、客室数436室、乗客数872人、乗組員約490人)があり、今後は2隻での運航となる。飛鳥2はテーマクルーズや船内イベントなどの提案型でツアーを催行しているが、飛鳥3はグルメ、イベント、エンタメなどを自由に選んでもらえるよう演出する。
昨年の日本のクルーズ人口は約20万人。世界の3170万人に比べてかなり少ない。それでも、91年に同社が就航させた「飛鳥」(06年、ドイツに売却)をはじめ、豪華客船を相次いで各社が投入した黎明(れいめい)期に比べたら、かなり増えている。郵船クルーズでは28年、ディズニークルーズの大型新造船(総トン数約14万トン、乗客数約4000人)の竣工も予定している。
遠藤弘之社長は、「飛鳥3でクルーズ市場の成長を推進させていきたい。クルーズの選択肢も提供する。2隻体制で、これまで縁のなかった新規の顧客も開拓する」と張り切っていた。
※飛鳥2、3の数字表記はローマ数字

