藤井聡太7冠(竜王・名人・王位・王座・棋王・王将・棋聖=22)が16日、NHK-Eテレで放送された第74回NHK杯将棋トーナメント決勝で郷田真隆九段(54)を下し、2年ぶり2度目の優勝を飾った。角換わりから終盤まで均衡の取れた熱戦となったが、後手の藤井が冷静に読み切り、104手で押し切った。「粘り強く指して、チャンスをつかむことができた。少しずつ苦しいかなと思いました。いかに崩れないようにして勝負手を放っていく展開でした」と振り返った。
一昨年度はJT杯、銀河戦、朝日杯、NHK杯と公式戦をすべて制した。昨年度はJT杯のみ。NHK杯は2年連続で佐々木勇気八段との対戦となったが、連覇を阻まれていた。
「再び優勝できうれしく思います」と優勝杯を手に語った。
第63回以来、11年ぶり2回目の優勝はならなかった郷田は、「非常に難しい将棋でした。強い棋士とたくさん指せた。内容として良かった。来期も精進して頑張っていきたいと思います」と話していた。

