中日本高速道路は2日、公式サイトを更新し、4月6日に東名高速道路などで発生した自動料金収受システム(ETC)障害をめぐり、障害発生時の利用者に対する後払いでの料金請求を行わないことになったと発表した。
同社はこれまで、当日精算できなかった利用者に対し、サイトを通じて支払い手続きを行うよう呼びかけてきたが、支払い手続きの受付もこの日で停止するとしている。
「ETCシステム障害時のご利用料金について(お知らせ)」と題されたリリースでは、「中日本高速道路株式会社が管理する高速道路で、4月6日(日)~7日(月)に、広域的なETCシステム障害が発生しご利用のお客さまをはじめ多くの皆さまに、多大なるご迷惑をおかけしたことを、あらためて心よりお詫び申し上げます」と冒頭で謝罪。「お客さまに多大な混乱を招き、ご迷惑をおかけしてしまった重大性に鑑み、障害が発生した料金所を通過されてお支払いいただくことになるお客さまに対しまして、後日、ご利用料金と同額のETCマイレージサービスの還元額の付与、請求額の減額やクオカードの送付により還元をさせていただくことといたしました」と記し、「重大性に鑑み」ての対応としている。
支払いの手続きをすませている利用者には、利用料金と同額のETCマイレージサービスやクオカードの送付などで還元するという。ETCクレジットカードなどで支払いをしたETCマイレージサービス会員には7月から順次、同額のポイントを付与。現金や通常のクレジットカードを使って支払った利用者には、WEBサイトから申請に必要な情報を入力した上で、申請された情報を確認後、クオカードを3カ月以内をめどに届けるとしている。
発表を受け、インターネット上では、障害発生時と同様に、「ETC障害」が再びトレンドワード入り。「当たり前…」「判断が遅い」「そりゃそうだろ」「どう考えても初めからそうするしか選択肢ないと思うんだけど」「どんなに利用者が困ったとしても料金を支払うのが当たり前という殿様商売的な考え方が、いかに世間ずれをしているのか少しは分かったようだ」「当然の帰結かと。即断するべきだったね」など、厳しいコメントが相次いで寄せられた。
ETC障害は4月6日未明に発生。東京、神奈川、山梨、長野、岐阜、静岡、愛知、三重の計8都県で最大17路線106カ所のETCが利用できなくなり、渋滞や事故が発生した。中日本高速道路は4月22日、原因についてシステムの改造で起きたデータの破損だったと発表している。

