小泉進次郎農相は2日の参院予算委員会で、高騰するコメの価格をめぐり、農水省の当初の見立てが「誤っていたことは事実だ」と述べた。

立憲民主党の石垣のりこ議員の質問に答えた。

石垣氏は、現状でコメの生産量は本当に足りているのかと、再三質問。農水省の資料で「2021年から3年連続で生産量より需要実績が上回っているという数字が出ている」とした上で、この日の答弁で進次郎氏が「不足感」という言葉を使っていることに対し「こうした数字があるのに、なにゆえに不足『感』に結びつくのか、納得しかねる。需要実績と生産量のギャップがこの3年間続いているのはご存じなのか」とただし、価格の高止まりが続く現状への認識を問うた。

進次郎氏は「就任10日の段階で言えることは、農水省が、今までの見立てを誤ったことも事実なんです。新米が出てくれば(価格の安定化は)大丈夫と言っていたが、大丈夫ではなかった」と指摘した。その上で「今の状況の中では、備蓄米放出は一般競争入札なら結果として高く値をつければとれるので、そういったところに流れ、しかも流通があまりにも多層構造になっているので、なかなか現場に流れない。こういう中で国民のみなさんが求めるスピード感と効果は現れなかった」と認めた。

その上で「需要がかなり多いことをどうとらえるか、的確でスピード感のある行政運営をしないと、世の中の不足感も払拭(ふっしょく)できない。今、私はスピード感を持って対応することで、世の中に安心していただき、コメは足りなくない、しっかり回ってくる、という受け止めを(消費者に)してもらえるよう、努力したい」と理解を求めた。

これに対し、石垣氏は「そもそも、本当にコメが足りているのかに疑義が生じている。ここで認識が間違うと、今後の農業政策も間違っていくのではないか、と申し上げている」と指摘した。