鉄道博物館(さいたま市)の企画展「こころ、はずむ、出会い~観光列車の世界~」が12日、本館2階のスペシャルギャラリー1で始まった。前日の11日には報道陣に事前公開された。
近年、移動・輸送の手段だけではなく、旅そのものを豊かにしてくれる存在として、鉄道は注目されている。中でも特別な空間でくつろぎ、地域の風景や食事、文化を楽しむ「観光列車」に今回はスポットを当てた。
「人と旅と鉄道と」「観光列車の世界」「もっと知りたい! 観光列車」の3章で構成され、ますば歴史を解説。1960年(昭35)、旧国鉄の盛岡鉄道監理局(岩手)で初めてお目見えした畳敷きの「お座敷車両」など、時代とともに移り変わった「鉄旅」を紹介する。
メインではJR東日本の「サフィール踊り子」、JR四国「伊予灘ものがたり」、JR九州「あそぼーい!」8社10種の列車が登場。ヘッドマークや乗務員の制服、調度品、さらには現美新幹線の車体、かつて走っていた特急車両のパネルなども展示されている。また、全国を走るSLも取り上げた。
コアな鉄道ファンにとってみれば、いささか「鉄分」が控えめかもしれない。今回は夏休み期間中も含め、9月29日までの開催と言うこともあり、「観光気分」を重視している。

