7月23日に68歳で亡くなった人気作家、東野圭吾さんの新刊小説「永遠の記憶」が5日発売された。東京都新宿区の紀伊国屋書店新宿本店では午前0時の販売開始に合わせてカウントダウンが行われ、参加者は予約した新刊を受け取った。
新刊は代表作「ガリレオ」シリーズの新作。横浜市から訪れた会社員、加藤順子さん(62)は「読みだしたら止まらないので明日は有休を取った。今後新刊が読めなくなるかと思うと残念だが、これまでの作品を何度も読み返したい」と語った。
カウントダウンに先立ち行われたイベントでは歴代の担当編集者が東野さんの思い出を語り合った。
累計発行部数1660万部超のガリレオシリーズは天才物理学者・湯川学が不可解な事件を解き明かすミステリー。シリーズ初の長編に当たる「容疑者Xの献身」が直木賞に輝いたほか、福山雅治さん主演による映像化作品もヒットした。
新刊はシリーズ11作目の単行本で「最後の謎」がうたわれている。
東野さんは1958年大阪府生まれ。85年に「放課後」で江戸川乱歩賞を受け、デビュー。ガリレオシリーズは96年に第1作の短編が雑誌に掲載された。(共同)

