芥川賞作家、柳美里さん(57)が31日までにX(旧ツイッター)を更新。福島県南相馬市で昆虫分類学を研究している息子の柳丈陽(やなぎ・たけはる)さんらの研究グループが4種のゲンゴロウ新種を発見したとの報道を受け、喜びをつづった。

柳さんは「松山・宇和島でゲンゴロウ4新種発見 うち1種は新属(愛媛)」との見出しが付けられた記事を引用し、「息子の柳丈陽のグループの研究成果です」と報告。続く投稿では、丈陽さんのインタビュー記事を読んだ近隣住民から祝福と喜びの声とともに「朝から、揚げ物やサラダや、自分の畑で作ったお野菜を持ってきてくださいました」とし、「ありがとうございます!」と感謝。「みなさんの笑顔を見て、丈陽も、本当に有難いね、と喜んでおりました。彼は重度の喘息で、ここ数年入退院を繰り返しながら、調査と研究を続けています。井戸、地下水……どこか遠くではなく、私たちの足元のさらに深いところに流れる地下水に未知の世界が広がっているーー。ロマンがある研究だと思います」とつづった。

続く投稿では、丈陽さんについて「福島医大で喘息の治療を続けながら、南相馬市小高区を拠点に、地下水の調査のために、日本全国を飛び回っています。毎回、信じられないほど大きなたくさんの荷物を持っていきます。(どでかい登山リュックを前後ろに背負い、どでかいスーツケースを引き摺り、網やザルを入れたどでかいトートバッグを2つ3つリュックやスーツケースにカラビナでくくりつけて……)」と紹介。フォロワーからも祝福コメントが相次いだ。

一方で、韓国籍の柳さんは外国人政策が争点のひとつとなった参院選期間中、「国(韓国)へ帰れ (日本国籍に)帰化すればよい の大合唱がわんわんと押し寄せている」とヘイトを受けていることを明かし、「日本で生まれ育った外国人は、いったいどこへ出て行けばいいんでしょうかね?」と疑問を投げかけて話題となったが、今回の丈陽さんに関する投稿をめぐっても、一部から「自分の国でやれ」などといった心無い言葉を投げかけられ、柳さんは「ちなみに、息子の国籍は、生まれた時から日本ですが……」と返した。