王位初挑戦の永瀬は2日制のタイトルで、藤井に3敗させて初のフルセットに持ち込むことはできなかった。

終局後、「角換わりの定跡系で、全体的に楽しみができればと思ったが、2日目以降に自然な手を指していたか、そこが課題だった」と振り返った。研究手をぶつけ、中盤は押し気味に進めた。藤井の意表を突く角打ちを的確に受けたが、終盤の際どい寄せ合いで逆転負けした。将棋の2日制のタイトル戦7番勝負で一方が3連敗の後、3連勝して第7局までもつれたのは過去に5例。大逆転劇のチャンスを逃した。