読売新聞特別編集委員の橋本五郎氏は9日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜午後1時55分)に生出演。今月4日の自民党総裁選で当初本命視された小泉進次郎農相(44)が敗れた要因を、「小泉不安」と表現した。

橋本氏は先月24日の日本記者クラブの候補者討論会で、クラブ側代表の1人として5人の総裁選候補者に質問。その際、昨年の総裁選で打ち出した改革路線を封印した進次郎氏の慎重な言動に「相当慎重にやらないと、ということでしょうが、まだ44歳でしょ。そんなに慎重すぎてどうするんですか」などと「物言い」を付けた経緯がある。

橋本氏はこの日、進次郎氏の敗北理由についてあらためて問われ「『大丈夫なんだろうか』という。私は『小泉不安』と言っているんですが、小泉さんに対する不安」と指摘。「私も(記者クラブの討論会で)質問して、紙ばっかり見ていてどうするんだと(言った)。やっぱり、総理大臣、最高リーダーというのは、自分の決断でものを決めるんだだから、もっと強くあってほしい」と、この日も注文をつけた。

その上で、勝利した高市早苗総裁(64)について「ちょうどその裏返しで、どうも少し右に偏っているけれど、高市さんの方が力強い政治をやるんじゃないかという(期待があった)。安倍(晋三元首相)さんの継承なんだよということで、(政界が)全体的に保守化し、新しい保守の政党が出てくる中で、そういうものを包含する形で高市さんがやってくれるのではないか、という」思いが、自民党内にあったのではないかと推測した。

「非常に大きいのは、世論調査や党員(投票)でも支持が高い。(党員投票で)4割を取ったということが、国会議員の決選投票をかなり決めているところはある」とも述べ、党員票の多さが進次郎氏との決選投票にも影響したとの分析も口にした。