衆議院は23日午後1時から開かれる本会議の冒頭で、解散される。額賀福志郎議長が、紫のふくさから取り出された解散詔書を手にし、その解散詔書を読み上げ、多くの議員が「万歳」で応じる見通しだ。

衆院解散の際に自然発生的に起きる「万歳」は、解散時の慣例の風物詩となっている。解散で衆院議員の身分を失うにもかかわらず「万歳」をするようになった背景は正式には分かっていないが、憲法7条は衆院解散について、「内閣の助言と承認により行う」天皇陛下の国事行為の1つとしている。解散詔書が、天皇の署名、押印(御名御璽=ぎょめいぎょじ)を受けたものであることから、天皇陛下に対する敬意の気持ちを込めた「万歳」ではないか、とする説がある。

また、「万歳」を行うタイミングは特に決まりはないとされているが、第2次安倍政権下の2014年11月21日の衆院解散では、当時の伊吹文明議長が解散詔書を読んでいる最中に、自民党席の一部から「万歳」が起きた。この時、伊吹氏は「御名御璽、平成26年11月21日、内閣総理大臣安倍晋三」とすべての朗読を終えた後で、「以上です。万歳はここでやってください」と苦言を呈し、あらためて「万歳」が起き直すハプニングも起きた。

衆院選は27日公示、2月8日投開票の日程で行われる。衆院解散から投開票まではわずか16日間しかなく、戦後最短だ。