中央大法学部の中北浩爾教授が、11日放送のBSフジ「プライムニュース」(月~金曜午後8時)に出演。衆院選で圧勝した自民党の高市早苗首相の今後の党運営や政権運営について、持論を勝った。
番組では高市首相の任期を背景に、与党が352議席を獲得したことなどを特集した。中北氏は惨敗の中道改革連合についても厳しい私見を述べた一方で、自民党についても「バランスという言葉があまり好まれない世の中で、アクセルの方がいい、という空気がある中で、我々の世代からすると民主主義ってバランスがある程度ないといけない(と思う)」と指摘。「緊張感が必要だったり、自民党がダメだった時に代わりになる人がいないといけない、ということは必要なんじゃないのかな。どうやってこのワンサイドゲームから、ある程度バランスが取れた状態に…これだけ(元)民主党の有力議員が倒れて、それは歴史の必然かもしれないけど、そうすると立ち直れないのでね。ちょっと前まで自民党はすごく評判が悪かったですね。ああいうことになっても、お灸をすえようがない、という状況になりかねないので、。これがいいのかな、というのは正直、懸念を抱くところですね」と語った。
中北氏はさらに「私は派閥復活論なんですよ、前から」と持論を展開。「派閥解消する時も『やめたほうがいい』と言っていた方なので、党内の会議に出させていただいた時も『やめた方がいい』と言っていた側」と自身の立場を紹介した上で「2つ意味がありますね」と前置きした。
1つは「新人議員がたくさん出てきたので、そうした人たちに対する教育効果。いろんな作法を教えたり」とあげ、もう1つは「いろんな意見を派閥の中だと言いやすい。いろんな意見を吸い上げて、派閥のトップがそれとなく伝えたり、という機能があったと思う」と言及した。
中北氏は「今、派閥は麻生派以外はなくて、実態としてはちょっと残っているところもありますけど、形式的にはなくなっているので、ブレーキは利きにくいですよね」と説明し「あとSNSで、これだけ高市さんの人気が強いと、異論を言った人…具体的には岩屋(毅)元外務大臣とかに対して、ものすごい批判が来て、バッシングになっちる。なかなかこうなると、岩屋さんはモノ言えるかもしれないけど、他の一般議員は言えないだろうな、という空気感があって。もちろん高市さんに全面的な信任があるので、それに変な形でブレーキをかけることは望ましくないと思いますけど、ちょっとおやおや?ということは、当然人間だから起こり得る。判断誤るときとか、もうちょっといい案があるよ、といった時でも『批判にとらえられるといけないな、黙っておこう』と、そういう心理が働きがちになるんじゃないかな、と思いますね」と懸念も示した。

