中道改革連合の有田芳生衆院議員、共産党の山添拓参院議員、社民党の福島瑞穂党首、無所属の高良沙哉参院議員は1日、国会前での市民団体などの抗議行動に対して警備の警察官による威圧的な行動があるなどとして、警視庁に抗議を申し入れたことを明らかにした。

4人の連名による文書を公開。「国会前警備に関する抗議と申し入れ」と題し、「高市早苗政権による『国論を二分する』政治に対して、市民による国会前抗議行動が、各種団体によって定期的に行われています。私たちはそれぞれ集会に参加あるいは弁護士としてトラブルがないように現場を見守っています」と事態を説明した。続けて「ところがとくに4月以降の警視庁による警備に大いに問題があることを目撃してきました。たとえば参加者が国会正門前に向かうのにわざわざ遠回りをさせる、青信号で道路を渡ろうとすると警察官が身体を張って阻止する、参加者に対して暴言を吐いて威圧する、などなどです」と指摘した。

抗議文では「もとより警備は、警察法第2条1項『公共の安全と秩序の維持』をはかるためのものですが、2項にあるように『警察の活動は、厳格に前項の責務の範囲に限られるべきものであつて、その責務の遂行に当つては、不偏不党且つ公平中正を旨とし、いやしくも日本国憲法の保障する個人の権利及び自由の干渉にわたる等その権限を濫用することがあってはならない』に反するものと言わざるをえません」とした。

その上で「私たちは現状の警備に抗議するとともに以下の点に留意、改善を求めるもので」と以下の3項目を列記した。

1.国会正門前に至る道路をコーンなどで半分に塞ぐことなく、参加者も通行人も普通に歩ける態勢にすること。

2.警察官の威圧的な対応を改めること。

3.地下鉄駅構内での歩行規制を緩めること。

抗議文は「現場の警察官が職務に忠実で献身的なことは理解しています。しかしスマートな警備体制が構築されていないため、その努力が大いに毀損されています。過度な警備体制がネットで拡散する時代です。警視庁(本庁)においても現場の実態を把握して改善が図られることを申し入れるものです」と結んでいる。