初出場のアフリカの島国、カボベルデ(FIFAランク67位)が前回王者アルゼンチン(同1位)を最後まで追い詰めた。延長戦の末に2-3で競り負けたものの、2度のビハインドを追いつく死闘。アルゼンチン優位の下馬評を覆し、優勝候補相手に大熱戦を演じた。
カボベルデはセネガルの西方約500キロの大西洋上に浮かぶ、主要な約10の島と小さな島々で構成される島国。国名はポルトガル語で「緑の岬」の意。外務省によると、面積は4,033平方キロメートルで、日本の滋賀県程度。人口は59.9万人(2023年、世界銀行調べ)で首都はプライア。発見については諸説あるが、大航海時代の15世紀ごろ、当時は無人だった群島にポルトガル船が来航し、入植が進んだとされる。1963年にポルトガルの海外州となったが、75年に独立。ポルトガル人とアフリカ人の混血が約70%を締め、公用語はポルトガル語で、クレオール語も使われる。
共和制の国で、主要産業は農業(バナナ、サトウキビ)、漁業(マグロ、ロブスター)など。通貨はカーボベルデ・エスクード。危険情報などは現在発令されておらず、アフリカ諸国の中でも治安などは比較的良いとされる。島全体が火山のフォゴ島など、複数の火山があり、火山由来による黒砂のビーチなど、手付かずの自然も多く「秘境」の旅行地としても人気を得ている。
外務省は2024年の経済概況として「安定した政治と自由経済とが相まって、順調な経済成長を達成し、政府の主要経済政策として、国家債務削減による財政改善、成長産業への優遇税制導入、マクロ経済安定、海外直接投資の呼び込み、社会サービスの向上を目指している。2007年末に後発開発途上国(LDC)から卒業し、2008年7月にWTO加盟。他方、国民の約35%が依然として1日2ドル以下で生活するなど貧困率は高い」としている。
外務省はまた、同国の外交について「伝統的に欧米・西アフリカ諸国との関係が強いが、ポルトガル語圏諸国、アジア諸国との関係も重視しており、全方位外交を展開している」と評価している。
大使館は中国常駐の大使館と兼轄となっており、北京に所在している。

