れいわ新選組の山本太郎代表(51)は9日、都内で会見し、代表職の辞任と、政治活動からの引退を表明した。健康問題を理由とした。現在の体制はいったん「リセット」され、党執行部メンバーは全員「解任」となる。これに伴い、山本氏と行動をともにしてきた共同代表の大石晃子元衆院議員(49)は、離党する考えを明らかにした。

大石氏は、今後、山本氏に代わる新たな代表を選ぶ代表選が行われることに触れながら、「党の新代表が選ばれる時に、山本代表体制が終わる。その時に党員資格を失うので、私はそこから党には戻らない」と述べた。

山本氏は衆院選直前の今年1月、血液のがんの一種「多発性骨髄腫」の1歩手前と診断されたとし、治療専念のため参院議員を辞職。代表職は続けていた。大石氏は、自らの離党理由に関して、「(山本氏が治療に専念中に自身が)表の責任者として活動してきたが、それがうまくいったとはいえないし、選挙もうまくいったとは到底いえない。私自身も落選した」と述べ、「(落選後も)実質的にかじをとることにチャレンジしたが、私の認識としてはうまくいかなかった。そういう私が戻るのは、私にも意思がないし、党にも利益がないことだと思うので残らないことにした」と述べた。

さらに「私自身が国政に参加しようというのは山本太郎の存在があったから。唯一無二の存在だと思ったので、いっしょに国会や社会を変えようと思い、4年間国会議員をやった」とした上で、「ワンチャンス、この日本を変えられるとしたら、山本太郎がかぎになると確信してやってきたが、山本代表体制が終わることは、私の中でも自分の一段落でもある」と主張。「生活者の生活はこれからも回っていく。私もその一員として、何もしないことはないかもしれないが、山本太郎で社会を変えるビジョンはいったん終わる」と述べた。

「私は大変疲れている。私が今やることは休むことで、その中でいろいろなことを考えたい。党に戻るという邪念は一切ない」とし、離党の意思を繰り返し表明した。

元大阪府職員の大石氏は、2021年衆院選で初当選し2期務めたが、今年2月の衆院選で落選。党共同代表や政審会長を務め、山本氏の「側近」で知られた。