オンワードホールディングスは4日、先月28日に熊本県で発生した最大震度7の地震後に「イオンモール熊本」(熊本県嘉島町)で起きた爆発で施設内店舗の従業員3人が死亡した経緯などについて、調査結果を発表した。

同社は公式サイトなどで「今回の地震により、当社の従業員3人の尊い命が失われるという極めて痛ましい事故が発生いたしました。責任感が強く仕事熱心な3人の大事な仲間を、想像もできない不慮の事故で失ってしまったことは痛恨の極みです」とした上で、「3人のご冥福を心よりお祈りすると共に、ご遺族に衷心よりお悔やみを申し上げます」と記した。 

その上で、地震発生から約1週間続けてきたという調査内容を公表。地震発生直後、従業員3人が全員、施設外に避難したことを、会社の営業担当者が確認したとした上で、その後、従業員から営業担当者に、「貴重品を取るために店舗に戻ることができたが何かやることはありますか、との連絡がありました」とした。営業担当者は「従業員が施設の中にいたことに驚くとともに、一切やることはなく速やかに施設の外に出るよう伝えた」とし、その後、従業員に確認の電話をした際、「ちょうど店舗を出るところです」との返答があったものの、その約14分後に爆発が発生し、従業員と連絡が取れなくなったとしている。その後、7月30日までの間に、従業員3人全員が「施設1階南側の出入口付近で個人の所持品とともに発見された、と警察から説明を受けている」という。

今回の会社側の対応については「結果として当社の指導が不徹底であったものと深く反省している」とし、防災対策の抜本的強化を実行するとも記した。

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【全文】

被災に至る経緯と今後の対応について 2026年08月04日 株式会社オンワードホールディングス

 

令和8年熊本地震により被災された皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。

 

今回の地震により、当社の従業員3人の尊い命が失われるという極めて痛ましい事故が発生いたしました。責任感が強く仕事熱心な3人の大事な仲間を、想像もできない不慮の事故で失ってしまったことは痛恨の極みです。3人のご冥福を心よりお祈りすると共に、ご遺族に衷心よりお悔やみを申し上げます。

 

また今回の事故に際し、救助活動、安否確認および復旧対応などに迅速にご尽力をいただいている警察・自衛隊・消防・行政をはじめとする関係機関の皆様、ならびに医療関係者の皆様、その他支援活動に携わっていただいているすべての皆様に、心より感謝申し上げます。

 

当社は、地震発生から現在までの約1週間にわたって、従業員の安否の確認、ご遺族への弔問、および被災に至る経緯の調査を行っておりました。このたび被災に至る経緯の調査が終了いたしましたので、お知らせさせていただきます。

 

【被災に至る経緯】

1.地震発生直後の令和8年7月28日16時33分に、従業員3人全員が施設の外に避難したことを、当時福岡市内において勤務中であった営業担当者が、従業員に電話で連絡をとって確認しております。

 

2.17時19分に、従業員から営業担当者に対して、貴重品を取るために店舗に戻ることができたが何かやることはありますか、との連絡がありました。営業担当者は従業員に対して、施設の中に戻るよう指示を出していなかったことから、従業員が施設の中にいたことに驚くとともに、一切やることはなく速やかに施設の外に出るよう伝えております。

 

3.17時36分に、営業担当者から従業員に対して確認の連絡をしたところ、ちょうど店舗を出るところです、との返答がありました。

 

4.17時50分頃に発生した爆発事故の後、営業担当者から従業員に何度か連絡を取ろうとしましたが、つながりませんでした。その後7月30日夜までの間に、従業員3人全員が、施設1階南側の出入口付近で個人の所持品とともに発見された、と順次警察から説明を受けております。

 

【今後の対応】

1.当社は従来より従業員に対して、緊急事態が発生した場合には身の安全の確保を第一に、施設管理者の指示に従って適切に行動するよう指導してまいりました。しかしながら今回、結果として当社の指導が不徹底であったものと深く反省しております。

 

2.今回の事故を教訓として、企業としてのリスクマネジメントを一層強化するため、お客様と従業員の安全確保を最優先に、防災対策の抜本的強化を実行いたします。

 

3.今後、緊急事態が発生した場合には、施設の外に避難した後は理由を問わず施設の中には戻ってはならない旨を、一層徹底してまいります。また、想定を超えた災害にも迅速かつ的確に対応できるよう、従業員への教育を強化してまいります。