日本からの移籍馬が新天地オーストラリアで躍動した-。11日、バララット競馬場の未勝利戦(AW2100メートル)でニシノクレセント(セン4、H・ドワイヤー、父サトノアラジン)が初勝利を挙げた。同馬はオーストラリアを拠点にするオーナーズクラブ「ライジングサン・シンジケート」の所有馬。移籍初戦のレースは2着に惜敗していたが、2戦目で断然人気に応えた。
ライジングサン・シンジケートの川上鉱介代表は「ニシノクレセントが勝利を挙げ、本当にうれしく思うとともに、共有オーナーの皆様、オーストラリアへ移籍するにあたり、快く送り出していただいた西山茂行オーナー、すべての関係者の皆様に深く感謝しています。まずは1勝、そして、このまま上を目指していきたいと思います」と喜びを語った。
同馬は母ニシノブルームーンが10年中山牝馬S覇者、ヴィクトリアM3着、母の父がタニノギムレットという血統。JRAではデビューから2着2回3着3回と好走を続けたが、9戦未勝利だった。「3歳の9月で未勝利戦が終わってしまうシステムで才能を開花できなかった馬たちが日本にはいます。日本からの移籍馬ということではマイネルレガシーに続く2頭目になりますが、2頭ともオーストラリアで勝利を挙げることができました。目標はやはり重賞など大きな舞台で結果を出すことです。これからもその目標に向かって、一丸となってやっていきたいと思います」(川上代表)。ニシノクレセントの今後の活躍に注目していきたい。

