目指せ、単勝万馬券的中!今回の「ケイバラプソディー~楽しい競馬~」は、井上力心(よしきよ)記者が単勝100倍超え的中のヒントを探るべく、石田拓郎騎手(21=新開)に話を聞いた。鞍上は全28勝中4勝を単勝万馬券でマーク。「令和の単勝万馬券男」にこれまでの単勝万馬券演出の振り返り、レースでの心持ちや夏競馬への意気込みなどを語ってもらった。
誰しも1度は取ってみたい単勝万馬券。年間3400余りのレースが行われているが、昨年はわずか23度しか出ていない激レア馬券だ。そんな馬券をデビュー4年目で4度演出してきた石田拓郎騎手はどのようなことを考え、意識してレースに臨んでいるのか?「人気は関係なく、何とかその馬にとって一番いいレースをし、能力を発揮できるよう意識しています。乗るときに人気は気にしていません」。人気の有無に関係なく、心がけることは変わらないと言う。
石田騎手と言えばまさかの一変劇だ。記憶に新しいのは今年3月中山の3歳未勝利を勝ったガルディーノ。前走最下位16着から見事に変身させてみせた。これまでの人気薄での激走について石田騎手はこう振り返る。「自分でもびっくりでした。流れやメンバーに恵まれた点もあると思います。ただ、終わってみればそんなに実力差がなかったのかなとも思います。過剰に人気がないなと思うことはたまにあります。(昨年12月に15番人気、単勝205・7倍で勝った)タイセイエムロードの時は馬の力からして真ん中くらいの人気かなと思っていました」とオッズのゆがみを感じることもあったと言う。
「ヒントとして伝えられることがあるとすれば、しっかりそのレースの力関係や1頭1頭の馬の力を分析することが大事なのかなと思います」。これまでの戦績やパフォーマンスを分析し、なおかつ実力が拮抗(きっこう)しているレースに狙いを定める。さらにはオッズのゆがみを見つけて、狙いの1頭を見定める。一朝一夕では単勝万馬券にありつけないことが、改めて身に染みる。
大穴馬券を夢見て鞍上を支持するファンの存在は日々頑張れる原動力になっている。「僕を信じて馬券を買っている方々がいることはうれしく思います。これからもたくさん勝って馬券に貢献したいと思います」と笑顔を見せる。
最後に夏競馬の意気込みを聞いた。「とにかくいっぱい勝ちたいですし、まずは早く通算30勝(現在28勝)をしたいです。夏の3キロ減があるうちに勢いをつけたいですし、人気馬でもしっかり結果を出せるよう頑張りたいです」。本命党の方も大穴党の方も、石田騎手の手綱さばきに注目だ。【井上力心】
◆石田拓郎(いしだ・たくろう)2005年(平17)1月20日茨城県生まれ。美浦・新開厩舎所属で2023年3月4日に騎手デビュー。初勝利は翌2024年4月6日福島2Rのロマンスライト。JRA通算957戦28勝(2026年7月5日現在)。趣味はカラオケなど。
(ニッカンスポーツ・コム/競馬コラム「ケイバ・ラプソディー~楽しい競馬~」)





