6歳熟女か、3歳乙女か? サマースプリントシリーズ最終戦セントウルS(G2、芝1200メートル、7日=阪神)の追い切りが3日、東西トレセンで行われた。恒例の「追い斬り激論」は牝馬2頭をピックアップ。大阪本紙の太田尚樹記者はG1馬ママコチャ(牝6、池江)を推し、ベテランの明神理浩記者は初距離のショウナンザナドゥ(牝3、松下)をプッシュした。
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太田 いよいよ秋競馬が始まりますね。
明神 そうか? まだ札幌競馬もサマーシリーズも終わってないし、そもそも、めちゃ暑いやないか。
太田 では、今週も「夏は牝馬」ということでいいですかね? 僕はG1馬ママコチャを推します。
明神 中京開催の去年はトウシンマカオの2着やったな。
太田 当時以上の出来を期待できます。池江師いわく“夏女”というよりは「寒いのが苦手」という体質ですが「去年は(高松宮記念の後に)ツメを痛めて乗れない時期も長かったけど、今年は安定」。2、1週前をCウッドで追われたのは1年前と同じなんですが、去年が6ハロン81秒7-12秒0、同81秒1-11秒4だったのに対し、今年は同80秒4-11秒1、同81秒0-11秒2。走りの切れが違います。
明神 とはいえ、もう6歳やからなあ。
太田 心身とも衰えてません。けさは馬なりで坂路4ハロン52秒3-12秒1。うなるような手応えでしたし、池江師は「2ハロン目からむきになっていた」と。短距離馬ですから、これぐらいの前進気勢はむしろ歓迎でしょう。
明神 僕は3歳牝馬のショウナンザナドゥやな。
太田 追い切りは坂路4ハロン55秒0-12秒8。地味なタイムですが…。
明神 それがいいんや。燃えすぎる性格がネックやった馬。テンの入りがすごく楽な感じで、落ち着いて走れとったのは休ませた効果。春4戦は中2、4、3週のきついローテで、状態の維持がやっと。松下師も「けっこう使ったのでしんどかったかも」と。8月上旬からじっくり乗り込んできて、速い時計も必要ないし。
太田 古馬のスペシャリストを相手に、初距離というのはどうでしょう?
明神 こういう気性やから、1200メートルがプラスに出てもマイナスに出ることはないはず。松下師も「精神的にも肉体的にも成長。スピードがあるので1200には対応できると思います」と見込んどった。今で460キロ(前走出走時438キロ)。輸送で気が入って減る分を差し引いてもプラス体重で出られそうやし。
太田 熟女と乙女の戦いということですか。女心と秋の空…。難しいですね。
明神 まだ夏やから、大丈夫!

