米国競馬界からビッグニュースが飛び込んできた-。チャーチルダウンズ社とニューヨーク競馬協会(NYRA)は3日、2027年から新たに「サラブレッド・チャンピオンシップ・シリーズ」を創設することを発表した。全6戦からなる新シリーズで、「米国を代表する3歳サラブレッドによる、シーズンを通じた年間チャンピオン決定戦」とうたっている。
シリーズを構成する6戦は来年5月1日のケンタッキーダービー(チャーチルダウンズ)、6月5日のベルモントS(ベルモントパーク)、7月のマットウィンS(チャーチルダウンズ)、7月下旬~8月上旬のジムダンディS(サラトガ)、8月下旬のトラヴァーズS(サラトガ)、9月の「チャンピオンシップレース」(チャーチルダウンズ)としており、チャーチルダウンズと、NYRAの所有するベルモントパーク、サラトガの3競馬場が舞台となっている。
NYRAのデビッド・オルーク氏は「このシリーズは、シーズンを通じたチャンピオンシップという形で、その年を代表する3歳馬の活躍を披露し、我々の主要レースの価値を高めるとともに、次世代のファンを創出することを目的としています。新たに生まれ変わったベルモントパークへのベルモントステークスの帰還と相まって、今は競馬界にとって特にエキサイティングな瞬間と言えるでしょう。チャーチルダウンズやテレビ放送のパートナー各社と協力し、伝統を継承しつつ、これら屈指のビッグレースの興奮をシーズン全体へとつなげていきます」とコメント。
チャーチルダウンズ社のビル・カースタンジェン氏は「サラブレッド・チャンピオンシップ・シリーズは、競馬の興奮を5カ月間にわたるシーズン全体へと広げるものです。ケンタッキーダービーは毎年、何百万人ものファンに新たなサラブレッドのスターたちを紹介していますが、このシリーズは、そうしたファンがシーズンを通して競馬界のスターたちに注目し続ける理由を提供します。これらの主要レースを一つのチャンピオンシップでつなぐことで、サラブレッド競馬の未来に貢献する、シーズンを通じたストーリーを創り出していくのです」と語っている。
米国の3歳戦はケンタッキーダービー、プリークネスS、ベルモントSの3冠競走を最も価値の高い競走としてきたが、今回発表された新シリーズではプリークネスSだけが含まれず。昨年のソヴリンティ、今年のゴールデンテンポがいずれもケンタッキーダービーを勝った後、プリークネスSをスキップし、ベルモントSで2冠を達成しているように、3冠競走のハードな日程はたびたび議論の対象になってきたが、今回の発表で「3冠競走」が消滅となれば、大きな波紋を呼びそうだ。
新シリーズのレース日程、ポイント制、出走資格、賞金配分、ブランディングに関する追加情報は、近日中に公開される予定となっている。

