愛知・名古屋アジア大会が明日19日に開幕し、馬術競技は東京・JRA馬事公苑で21日からスタートする。パリ五輪総合馬術団体で銅メダルを獲得した「初老JAPAN」メンバーの戸本一真(43=JRA)が、直前に迫った“ホーム”開催に向けて意気込みを語った。
自身初のアジア大会は、頂点しか見ていない。「団体で金メダル。これは総合馬術では絶対なので。ライバルは中国、インド、タイで韓国も未知の部分はありますが、最低でも金を取りたい」。日本代表チームとしては18年ジャカルタ以来、2大会ぶりのアジア制覇へ、力強くV宣言した。
日本馬術界92年ぶりのメダルをつかんだパリ五輪から2年。「乗馬クラブの知り合いから『入会の申し込みが増えた』という話を聞きました。馬術の人口は間違いなく増えたと思います」と、快挙達成の成果を実感。一方で「(イベント出演などの)依頼を受けてそれに答えるばかりで、こっちから仕掛けて馬術を普及することができなかった」と課題も口にする。
今回、同じJRA所属としては総合馬術で村田諒、馬場馬術で西脇文泰が出場する。「僕らが、もっと競馬と馬術をつなげる活動をしなきゃいけないし、使命だと思う。競馬ファンには馬が好きな方が何万人もいる。その方々を馬術に取り込んでいかないと。馬術をする人たちにも『競馬はただのギャンブルじゃない』ということを知ってもらいたい」。競馬と馬術、双方の魅力を知るアスリートの責務として、金メダルをつかみにいく。【木村有三】

