打倒2冠馬! 1~3着に菊花賞の優先出走権が与えられるトライアル、神戸新聞杯(G2、芝2400メートル、21日=阪神)の最終追い切りが17日、栗東トレセンで行われた。「追い斬り激論」では、深田雄智記者がダービー6着のアルトラムス(牡、野中)を、原田竣矢記者が2戦2勝のショウナンハヤナミ(牡、渡辺)を、王者ロブチェンのライバルに挙げた。

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原田 先週のローズSはモンローウォークが無傷4連勝で秋華賞への切符を手にした。

深田 直線はノーステッキで勝ったんですから。かなりのインパクトでした。今週は牡馬の戦い。毎日杯の勝ち馬アルトラムスは、ダービー6着からの逆転のにおいがします。

原田 坂路を単走だったね。全体時計は4ハロン55秒6と比較的遅めに映るけど。

深田 重たい馬場を考慮したいですね。特筆すべきはラスト1ハロンの12秒3。この日の最速(12秒2)に0秒1差で、バネを感じる切れ味でした。軽めの調整ですが、野中師は「心臓はできているし、秋初戦としてはいい仕上がり」とジャッジしています。

原田 夏を越えて進化はありそう?

深田 指揮官は春からの成長面を感じていましたよ。「動きの質がかなり良くなっている。ジョッキー(岩田望騎手)は『体幹がしっかりしてきた』と。以前はポンポン手前を替えるところがあったけど、バランスがよくて、その面がなくなった」と評価しています。

原田 春は完成度を見ても、これからという感じだったし、使い詰めだったからね。

深田 その中でもダービーではロブチェンと0秒4差まで追い上げました。当時に比べて「馬にフレッシュさがあって、気分よく臨めそうなのが何より」と。ばっちり立て直してきました。

原田 ダービー組はリベンジに気合が入っているだろうね。無傷2連勝のショウナンハヤナミもいいよ。

深田 最終追い切りの手応えは。

原田 池添騎手を背に、坂路4ハロン56秒3-12秒8。余力残しで時計は地味だけど、脚さばきの力強さは良く映った。先週はCウッドで6ハロン79秒4と十分な負荷をかけているし、納得の稽古ができている。

深田 骨折休養明けで、春全休していた影響は。

原田 渡辺師は「良くも悪くも変わらず」と表現は平行線だった。ただ、「すごくいいキャンターをする。操縦性の良さがあって、思っていた以上にレースセンスもあった」と素質の高さは変わらずたたえている。新馬戦は阪神の坂も上手にクリアして、続く若駒Sは出遅れて外を回るロスがありながらも、抜群の決め手を見せた。まだまだ底が知れない。

深田 菊花賞を盛り上げる馬がここから必ず出てくるはず。目が離せません。