
- サンフランシスコのファーマーズマーケットにも出店しているサイトグラス・コーヒーは行列が出来る人気店のひとつです
ハンドドリップで丁寧に淹れます
全米の中でももっとも品質にこだわった食文化が根付いていると言われるサンフランシスコは、世界のコーヒーカルチャーをリードする町としても有名。地元に根付いた大量生産をせずに豆の生産地や焙煎にこだわり、ハンドドリップで一杯一杯丁寧に淹(い)れるサードウェーブと呼ばれるコーヒーを提供するカフェがたくさんあります。
そんなサンフランシスコには、日本にも進出して大人気のブルー・ボトル・コーヒーをはじめ世界的に知られる人気店がしのぎを削っていますが、目まぐるしく進化し続けるサンフランシスコのコーヒーシーンのトップを走る4大サードウェーブと呼ばれるコーヒーをご紹介しましょう。
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火付け役「ブルー・ボトル・コーヒー」
まずはサードウェイブコーヒーブームの火付け役となったブルー・ボトル・コーヒー。過去のコラムでも紹介していますが、サンフランシスコのほか、ロサンゼルスやニューヨークなどにも店舗を構え、世界中から買い付けたコーヒー豆は焙煎してから48時間以内のものだけを使用すると言うこだわりで人気。アメリカで初めてサイフォンコーヒーを出した店としても知られています。
豆の違い楽しむ「フォーバレル・コーヒー」
2008年にサンフランシスコで最も注目されるミッションと呼ばれる地区にオープンしたのが、フォーバレル・コーヒー。こちらは昨年9月にサンフランシスコの店舗でバリスタのトレーニングを行い、フォーバレル・コーヒーの豆だけを使用したコーヒーショップ「サニーズコーヒー」として栃木に進出したので、知っている方も多いのでは。店名にもなっているように、4つのバレル(樽)からローストした豆を使っています。エチオピア、コロンビア、ニカラグア、ルワンダの4つの樽からのシングルオリジンコーヒーがローストされていて、自分の好みに合わせたコーヒーを注文することができ、まるでワインのテイスティングをするようにそれぞれの豆の違いを楽しむことができます。多くのコーヒーショップの様な無料Wi-Fiやコンセントの貸し出しはなく、コーヒーとともに会話を楽しんで欲しいという考えを基にした店作りも人気の秘訣となっています。

- サイトグラス・コーヒーの2階席からは、豆の焙煎から一杯一杯ハンドドリップでコーヒーを淹れる様子を全工程見渡すことが出来ます
焙煎見ながら「サイトグラス・コーヒー」
サンフランシスコに行かなければ味わうことができない地元に根付いたコーヒーショップとして知られるのが、サイトグラス・コーヒー。シアトル出身の兄弟がサンフランシスコで2009年に始めたもので、オーナ自らが世界中の農園を回って買い付けた厳選された豆のみを使ったこだわりが高く評価されています。単に豆を仕入れるだけでなく、小さな農園をサポートするためにアドバイスもしながらフェアトレードを行っていることでも知られています。店内には焙煎所が併設されており、焙煎過程を直接見ることができるのも、サイトグラスの特徴。ちなみに、サイトグラスと言う名前は、焙煎器にある豆の状態をチックする小窓を意味し、焙煎された豆から一杯のコーヒーが作られるまですべてがカフェ内で行われています。

- リチュアル・コーヒーは赤と白が基調となっており、サンフランシスコでしか味わえないため、コーヒー豆をお土産にしても喜ばれるでしょう
オンリーワン「リチュアル・コーヒー」
サンフランスシスコ近郊のみで展開するリチュアル・コーヒーも、チェーン展開していない地元に密着したコーヒーショップとして有名。サードウェーブの中では珍しく女性が経営者で、世界各地の農園から直接買い付けた豆を一杯一杯ハンドドリップで淹れて提供しています。メニューには豆の産地の下に、「ラズベリー、レモン、さとうきび糖」などと説明がついており、一瞬これはコーヒーなのか? と戸惑ってしまいますが、それぞれの豆が持つ酸味や甘味の特徴を表現したもので、コーヒーの奥の深さが感じられるお店でもあります。

- リチュアル・コーヒーのメニューは、コーヒー豆の原産国の下にそれぞれの味わいの特徴が説明されています。こだわりのお店ですね
サンフランシスコを訪れたなら、ワインテイスティングもいいですが、サードウェーブコーヒー店を巡って豆の違いをじっくり味わうのも楽しいですよ。(米ロサンゼルスから千歳香奈子。写真も)

