元気に長生きの最大の敵のひとつが、低栄養の問題。平成28年度の厚生労働省の調査では、65歳以上の男性約13%、女性約22%に低栄養傾向が見られました。

とくに最近は、ひとり暮らしをされている高齢者の方も増えています。ただでさえ年齢とともに食欲が落ちていくうえに、ひとりになると、あるもので簡単にすませたり、一度にたくさん作って毎日同じものを食べたり、好きなものばかり食べたり、なんていう食生活になりがち。

「まごわやさしい」では足りない

昔から「まごわやさしい(豆、ごま、わかめ、野菜、魚、しいたけ)」という合言葉がありますが、これでは、知らず知らずのうちに低栄養になり、フレイルに。

「朝は来た、賑やかだ」

そこで、ぼくは「あさはきたにぎやかだ」を考えて、いま流行らせています。

「あ」=油。

「さ」=魚。

「は」=発酵したもの。

「き」=きのこ。

「た」=卵。

「に」=肉。

「ぎ」=牛乳。

「や」=野菜。

「か」=海藻。

「だ」=大豆。

ごはんやパンなどのほかに、この10品目から、毎日7品目を食べることを目標にしてください。それぞれの量は少なめでもOK。

95歳になってもピンピン元気に、日帰り温泉に行ったり、コンサートに行ったり、友達とマージャンをしたり、お酒を飲みに行った後カラオケに行ったりするためには、肉や魚、卵、牛乳、大豆、油をとりましょう。

65歳を超えたら。少し太っていても、ラーメン屋やとんかつ屋に行ってもいいというのが鎌田理論。「あさがきたにぎやかだ」を頭に入れてください。