困難な状況を打開したり、新しいことに挑戦するには、チャレンジングホルモンといわれるテストステロンが大事です。
テストステロンは、筋肉を刺激することで分泌されるので、筋肉を衰えさせないようにすることがポイントです。そこでおすすめしたいのが、鶏むね肉です。鶏むね肉には、筋肉の成長と維持に深くかかわっているBCAA(必須アミノ酸のバリン、ロイシン、イソロイシンの総称)が豊富に含まれているためです。
・鶏むね肉、牡蠣(かき)
鎌田家では、塩こうじをまぶした鶏むね肉を蒸し、サラダチキンにしたり、スープに入れてよく食べます。鶏むね肉をお米と一緒に炊けば、タイ料理のカオマンガイになります。
また、牡蠣もおすすめです。牡蠣に含まれる亜鉛はテストステロンを増やしてくれます。亜鉛は免疫力の低下の抑制や、細胞の新陳代謝にも欠かすことができません。亜鉛が不足すると、味覚障害が生じ、それによって食欲が低下し、栄養不足に陥って、フレイル(虚弱)になるおそれがあります。亜鉛は、牡蠣だけでなく、レバー、ウナギ、豚肉、サバ缶、チーズなどに多く含まれています。
「医師のぼくが50年かけてたどりついた 鎌田式長生き食事術」(アスコム)では、脳を元気する食べ方だけでなく、筋肉や骨、血管、腸によい食事術を紹介しています。まずおいしく食べて元気になり、それが日本経済の元気につながればいいですね。90歳の壁を、認知症にもフレイルにもならず、ピンピン元気に越すためのヒントが満載です。

