新年度の始まりは、一年の目標を立てるとき。ぼくは、「人とのつながり」を大切にする一年であってほしいと願っています。人とつながることは、心と体を健康にし、困難に負けない心をつくります。

・「新しいこと」を始めよう

まわりの人や出来事に関心を持ち、感動することは大事です。ところが、年齢とともに前頭葉の働きが低下し、意欲がなくなっていきます。何をするのも面倒になり、腰が重くなっていくという人も多いでしょう。

認知症やうつ病では、アパシーといって、無気力、無関心、無感動という状態がしばしばみられます。

最近、生活がマンネリで、感動していないなと思ったら、ちょっとだけ「新しいこと」に挑戦してみるのも方法です。

ウオーキングをするとき、新しいコースに変えてみる、レストランで食べたことのない料理を注文する、新しい趣味を始める…。「新しいこと」に挑戦すると、脳のはたらきが活性化し、意欲や感動を引き出してくれます。

昨年末、「シン・がんばらない」(潮新書)という本を出しました。そのなかには、X(旧ツイッター)のフォロワーが10万人を超える89歳や、77歳の人気ユーチューバーらも紹介しています。新しいことへの挑戦は、いくつになっても遅くはありません。

タイトルの「シン」には、新、心、深、真、親などいろいろな意味を込めました。新年度などの始まりに、ちょっとだけ「シン」を取り入れてみませんか。