「サルコペニア」という言葉をご存じだろうか。サルコペニアとは、加齢によって筋肉が減少し、筋力が低下している状態をいう。
サルコペニアは「ロコモティブシンドローム(ロコモ)」の一因になるとされていて、やがては日常活動の自由度が低下して生活の質が下がる、あるいは介護が必要な要介護状態の一因となるのだ。
自治医科大学整形外科の竹下克志教授はこう話す。
「サルコペニアにならないようにするには、筋肉をある程度痩せないようにしておくことが大切です。タンパク質など栄養を十分とって、定期的に運動をすることを心がけましょう」(竹下教授)
おススメは「歩くこと」。いつでも誰でも気軽に始められる、まさに予防の「第1歩」。
「ペットの散歩などは気持ちも張って運動するモチベーションになるはず。これからは、いかに気持ちが盛り上がるような、とくに高齢になっても長続きすることができるということがロコモを予防するためにも肝要になると思います」(竹下教授)
ロコモにかかわる最近の研究や対策については、別項にてあらためて取り上げる予定だ。竹下教授が薦めるペットの散歩をはじめ、年をとってもできるスポーツもたくさんある。いつまでも元気にいるためには、体をうまく動かす知恵とモチベーションが大切だと心得たい。

